ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
2020/8/3 鑑賞。
☆の数について
☆☆☆☆☆ 傑作。おすすめ。
☆☆☆☆ 良作。観て損なし。
☆☆☆ 普通。
☆☆ 残念。
☆ うーん。
ブログをはじめました。
映画初心者です。
本日から、世の中の偉大な映画玄人や映画超人を目指すために、見た映画の記録をとっていきたいと思います。
よろしくお願いします。
ブログ掲載の記念すべき最初の一本は、
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
(2020/1/31 公開 アメリカ/ 監督:ライアン・ジョンソン 主演:ダニエル・クレイグ)
<あらすじ>
ミステリ作家・ハーラン・スロンビーがマサチューセッツ州の豪邸での85歳の誕生パーティーの翌朝、喉を切られて死んでいるのが発見される。
警察はハーランの死因を自殺と認定するが、探偵ブノワ・ブランが調査の依頼を受け、ハーランの個人看護婦だったマルタとともに独自の調査を始める。スロンビー一族には、多額の資産を巡って家族の諍いが絶えなかった。
<☆の数>
☆☆☆☆☆
<良かった点>
・豪華キャストの競演
・素晴らしい脚本
・ミステリファン垂涎の展開
<感想>
「真実それ自体は単純明快なものです。難しいのは真実を手にしたらどう扱うか」
うーん、名言。
ミステリ映画といいながら、猟奇殺人やサイコパスが跋扈する現代において、グロ描写がほとんどなく、謎解きだけで勝負をしてきた古き時代を思わせるミステリ映画。
大富豪の死。
人里離れた屋敷。
一癖も二癖もある登場人物たち。
作品冒頭から登場する名探偵。
と、これ以上ない舞台装置を整え、事件当日の出来事を丁寧に観客に説明しだす親切ぶりに、犯人は誰だろうとドキドキワクワクした所での、突然の倒叙展開。
そう。この作品の優れた点は、物語序盤から名探偵が登場して、大富豪の死の謎を解こうとする矢先に、観客にいきなり死の真相を提示し、真実を追う探偵とそれを隠す容疑者とのやり取りという『刑事コロンボ』『古畑任三郎』のような作品形式にシフトしていき、さらに……。
物語の真相を、別の真相で塗りつぶすという展開は、ミステリ作品においてはベタではあるが、一度倒叙を入れてるという流れの中では、輝きを増す。
久々にゾクゾクと来た。
ミステリ映画の形式に則った容疑者全員を集めて暖炉の前での謎解き、無類の推理力を働かせる探偵、そして、犯人の自白。ミステリファンの心をくすぐる定番要素が、これでもかと詰め込まれているのも個人的には高評価。
※ミステリ小説好きのワグナー刑事は個人的にはツボ。
(ビデオテープの件で『リング』の話をする辺りは最高だった。「日本のホラー映画みたいですねえ。7日で死ぬってやつ」)
『007』『ハロウィン』『キャプテンアメリカ』『ヘレディタリー』など傑作映画で主演を務めたオールスター俳優たちでおくる最高峰のミステリ映画。
今年観た映画の中でも一番良かった。
最高。
ミステリ映画好きにはとにかく観て欲しい一本。ダニエル・クレイグの名探偵ブラン、続編が今から楽しみだ。
映画レビューサイト フィルマークスに感想を投稿しています。
ユーザー名は「ドラえもんは猫型ロボット」です。
興味あれば除いて見てください。
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