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21ジャンプストリート(出演者のネタバレあり)

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上映日:日本劇場未公開/ 製作国:アメリカ / 上映時間:105分
ジャンル:アクションコメディ
監督:フィル・ロード/クリストファー・ミラー 主演:ジョナ・ヒル/チャニング・テイタム
鑑賞日:2020/9/26
鑑賞媒体:DVDレンタル

 

【今作の★の数:★★★】 普通。

★の数について
★★★★★ 最高。おすすめ。
★★★★  良作。観て損なし。
★★★   普通。
★★    残念。
★    うーん。

 

<この映画は、こんな人にオススメ!>
アメリカのドラマ『21ジャンプストリート』が好きな人

・ハイスクールを舞台にしたコメディ作品が好きな人

・バディもの作品が好きな人

・豪華な俳優陣の昔の姿が見たい人


<オススメできない人>
アメリカ特有の下品でくだらないコメディ作品が嫌いな人

 

<あらすじ>
高校時代は、水と油だった肉体派頭脳ゼロのジェンコとオタクで運動神経ゼロのシュミット。二人はともに警察学校に入学し親友となる。公園パトロール中に麻薬の売人を逮捕するが、へまをしてしまい、ジャンプストリート署という青年犯罪を撲滅するための潜入捜査専門の警察署へ配属される。学校内にドラッグが蔓延しているというセイガン高校へ潜入し、薬の元締めを探す二人だったが、あまりの楽しさに高校生活をエンジョイしてしまう……。


<感想>

1987年から1990年に放送された同名のアメリカドラマの映画化。ドラマは、ジョニー・デップの初主演作でアイドル的な人気を得て、出世作となった作品。

映画版も日本では未公開だが、全米で1億ドルを超える興行収入をたたき出し大ヒットとなった作品。


本作品の感想を「良かった点」と「残念だった点」に分けて、書いてみたいと思う。

 

<良かった点>


①豪華な俳優陣

レビューサイトの評判が良かったので、何気なくTSUTAYAでレンタルをして鑑賞。

パッケージ表のジョナ・ヒル(『マネー・ボール』のオタク役)とチャニング・テイタムしか見ていなかったので、出演している役者陣の豪華さに鑑賞中にびっくりした。

潜入したジョナ・ヒル演じる警官シュミットと仲良くなる女子高生=スクールカースト上位の女の子・モリーが、少しぽっちゃりしていたが、とても可愛かったので、気になって調べてみたら、ブリー・ラーソンだった!

え! キャプテン・マーベル!? 

顔がポチャッとしていたから気づかなかった。

(ネタバレ)

そして、終盤に21ジャンプストリート署の先輩潜入捜査官役として、ジョニー・デップが登場!

ドラマ版の役割そのままに、トム・ハンソンとして出演したので、ドラマ版が好きだった人には堪らないのではないか。

 

②下品な下ネタ満載のいかにもなアメリカンブラックコメディ

いやはや、文化の違いとは恐ろしいものですね。

「身障者スペースに車を止めよう、そっちの方がイケてる」とか、

「頑張るヤツを笑え、絡んでくるヤツは殴れ、高校でモテる秘訣だ」とか、

コメディ作品とはいえ、今の日本ではコンプライアンスに引っかかる言動の数々。

そもそも舞台となっている高校からしてヤバイ。

ドラッグが蔓延していて、ホームパーティーではラリッて、乱交・酒・殴り合いとやりたい放題。参加したティーンエージャーのコメントが「最高にクール」とは、お前ら本当に高校生か?

いかにもなアメリカ的な黒い笑いの連続で、好きな人には中毒性のある作品となるだろうが、苦手な人には引いてしまう作品だと思う。

ただ同時に、友情や努力の結実といったホロリとさせられる描写も終盤に盛り込まれており、アメリカのコメディらしく非常に観やすい作品だとも思う。

特に肉体派で頭からっぽなチャニング・テイタム演じるグレッグ・ジェンコの健気さは泣ける。

序盤で、ミランダ警告が覚えらずに犯人を起訴できなかった失敗から、歯磨きしながら復唱して、最後には、見事に犯人に告知するという展開は胸熱だった。

ミランダ警告とは……アメリカで警察などの法執行機関が、身柄を拘束した被疑者を取り調べる前に、被疑者に対して行う4項目の警告。①黙秘権があること②供述は不利な証拠として採用される可能性があること③弁護士の立会を求める権利があること④経済的余裕がなければ公選弁護人を付けてもらう権利があること。この警告がされない場合、被疑者の供述は公判で証拠として採用されない。

かつてエンジョイできなかった高校生活を楽しむシュミットや、アホなのに上級化学クラスのオタクたちと友情を築いていくジェンコのある意味サクセス的な描写も面白かった。


<残念だった点>

①下品な笑いが多い

 

アメリカのコメディに馴染みのない人は、笑いどころだったり、面白みだったりが分からないかもしれない。

※まあ、そういった人は、この作品は観ないか……。

 

まとめると、アメリカブラックコメディの良作。下品な笑い満載で、コンプライアンス何するものぞ的な作品。そういった笑いを求めている人には、生涯ベストな作品になるのではないだろうか。教育的によくないので、お子様とは観ないことをオススメします。

 

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ユーザー名は「ドラえもんは猫型ロボット」です。
興味あれば覗いて見てください。
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