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仮面病棟

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上映日:2020年03月06日 / 製作国:日本 / 上映時間:114分

監督:木村ひさし 主演:坂口健太郎 永野芽郁

 

8/11 鑑賞 鑑賞媒体:DVDレンタル

 

【★の数:★★★★】

 

★の数について

★★★★★ 最高。おすすめ。

★★★★  良作。観て損なし。

★★★   普通。

★★    残念。

★    うーん。

 

<あらすじ>

恋人を失った事故から立ち直れない医師・速水は、恋人の兄からとある病院の一日限りの当直を任される。しかし、当直のその日、都内で起きたコンビニ強盗事件の犯人・ピエロ面の男が、負傷した少女・瞳を人質にとり、病院に侵入、64名の入院患者とともに速水や職員たちを監禁した。元が精神病院だっという施設内で次々と遭遇する不可解な出来事。目的の見えない要求をする犯人。速水が遭遇する得体の知れない一夜が始まる。

 

<感想>

『仮面病棟』
タイトルがダブルミーニングになっているのね、納得。

原作は未読。
ピエロのマスクを被った強盗犯に、病院ごと軟禁された当直医の一夜の出来事を描くミステリ映画。

今作品、察しが良くなくても、物語の犯人は誰かすぐに分かると思う。

そもそも元が精神病院だっただけあって、施設内に入るには暗証番号ロックを突破しないといけない、看護婦や医院長、そして人質の少女・瞳の言動など、明らかな怪しさが満載で物語が進むので、普通の人なら深く考えずも、「ああ、この人が犯人なのね」と気づく。


それでも、冒頭から、入院患者のネームプレート「世田谷08」「新宿11」「川崎13」など、これは明らかに伏線だろうという映像をポンポン挿入したり、施錠された手術室があるのに、緊急手術ばかりを行ったカルテが出てくるなど、謎めいた院内の奇妙な雰囲気を事ある毎に演出したりと、(少しくどくはあるが)楽しめる作り込みをしているので、観ていて飽きなかった。

結末や犯人に察しがついても楽しめるのが、良作なミステリ作品だと個人的には思っている。意外な結末や犯人を煽るだけで、それまでの設定やストーリーをないがしろにする作品よりもずっと好感が持てる。

本作はとても楽しめた。限られた空間に謎めいた展開。あとは、脱出ゲームの要素がもっとあれば満点だったかな。

(※それでも、犯人が主人公を殺さなかった理由や、指紋を院内にベタベタつけるなど粗は散見されるが……、まあ、話の展開を損なうものではなかったので、OK)

 

タイトルの『仮面病棟』の意味も、①犯人の被るピエロの仮面②ある人物が被った偽りの仮面と、ダブルミーニングになっていて、良かった。

永野芽郁さんの可愛さ、高嶋政伸さんの癖の強い演技と、内田理央さんの幸薄い役柄にも満足できる一本。
※主人公・速水の恋人洋子役を演じた藤本泉さんが、凄く可愛かった。

 

ただ、内容やボリューム的に、映画でなくても、2時間ドラマでも良かったかな……。

 

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